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枚岡神社

hiraoka




  祭  神:天兒屋根命 比賣御神 武甕槌命 齋主命(経津主命)
  説  明:天兒屋根命は、藤原氏の祖神で、天照大神の岩戸隠れの時に、祝詞
       を献上するなど、もっぱら託宣の神として活躍されている神様のよ
       うです。この神社の祭神は、春日大社の祭神(所謂春日四神)で、
       武甕槌命 齋主命が、葦原中国を平定する際に、高天原から降りて
       こられた武勲の神様で、天兒屋根命が、学問の神様。
       文武両道に霊験ある神社のようです。
  住  所:東大阪市出雲井町7−16
  電話番号:0729−81−4177
  ひとこと:そりゃもう藤原氏の祖神様を祀った神社ですから、豪華なもんです。
       注連縄の四手も、所謂白い紙でなく、縄で作った「雷」であること
       が、写真からお分かりでしょう(雷でなく、雪だるまみたいですね)。
       藤原氏の氏神様が、春日大社だからか、狛犬ならぬ、狛鹿だったり
       しますし、禊のためのもあったりします。
       
       スサノオノミコトを祀る神社や、天照大神を祀る神社が多いのは、
       理解できます。神話での活躍振りを見てたら、当然ですよね。
      (同じ姉弟ながら、月読命は、ちと可哀想だけど)しかし、一見地味
       な、天兒屋根命を祀る神社がなぜこれほどまでにあちこちの神社で
       祭祀されてんだろう・・・の答えは、藤原氏の祖神だからなんです
       ねぇ。いやぁ、偉い子孫は持つもんです。
       っちゅうより、天兒屋根命に、子孫を繁栄させるための、力があっ
       たってことでしょうか。
       どうでしょう。この神社に熱心に参拝し、第二の天兒屋根命になる
       ってのは。ん〜ん。「坊主丸儲け」って感じですね(?)

       さて、この神社では、「粥占神事」(12本の薪で粥を炊き、薪の
       燃え具合で12ヶ月の晴雨を、占い、粥の中への小豆の入り具合で、
       作物の実り具合など事細かに占う。占いの結果は一般にも配られる
       そうです)、「注連縄掛け神事」などが、昔ながらの方法で執り行
       われております。
      「注連縄掛け神事」は、ちょっとお気に入りになってしまったので、
       紹介しましょう。
       12月25日(おお、世間はクリスマス)の早朝から、拝殿前、石
       段下の境内広場で、藁を打ち縄を綯い注連縄を作り、祓え川(夏見
       川)前の石の注連柱に懸け、神職が装束を着用のうえ、禊を修し、
       宮司正中して縄に向かい、「わっはっは」と三度笑って、神事を終
       るのだそうです。
       多分、この祓え川って、のことでしょうね。
       それから、「わっはっは」じゃなくて、「ぬわ〜〜〜っはっは」で
       あろうと想像します。
       今年の12月25日は、クリスマスなんてやってられませんね。
       枚岡神社に急げ!

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