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蛇岩大明神

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  祭  神:蛇岩大明神
       奥社他境内山中:大天狗 山の神 水の神 荒神 不動尊他多数
  説  明:ご由緒書を引用します。
      「蛇岩の由来
       伝説によれば、昔諸国行脚の僧、この坂を登りきた時、黄金色の一匹の蛇が道
       に横たわっていた。
       僧は気にもせず股ごえて行こうとすると、蛇は急に鎌首をもたげ、『僧の身で
       あり乍ら不作法だぞ』と怒り、みるみるうちに大蛇となり、遥か向こうの山の
       光り松(今は無し)に胴をかけ、真っ赤な炎を口よりはくもの凄さに、僧は驚
       き深く非礼を詫び、合掌黙したところ、其の姿は消えて元の静けさにかえって
       いた。僧は直に里人に謀り、岩のある所から『蛇岩』として祀り始められたと
       言われる。
       来、今日に至る迄、一願必成の霊験あらたかな神として知られるところであり
       ます。
       なみに僧は弘法大師と伝えられる。
                            蛇岩神社奉賛会」
  住  所:和歌山県海草郡紀美野町上ヶ井
  電話番号:
  ひとこと:横たわっている不思議な蛇をまたいだところ、
      「あなたは勇気のある方だとお見受けしました。どうか助けていただけませんか?」
       龍女に頼まれてムカデ退治をしたのは、俵藤太でしたね。
       
       この神社に残る伝承では、
      「またぐとは失礼な!!」
       と怒られてしまいます。
       
       蛇の反応は真逆ですが……。
       
       またいだ人物が英雄であるところは一致しています。
       
       とすれば、蛇はただ怒っただけではなく、その後何かを空海に頼んだのではな
       いかと思うのですが、そういった話は残っていません。
       
       境内にはお籠り堂のようなものがあり、ここが知る人ぞ知るパワースポットで
       あるとの記事が3枚ほど貼られていました。
       
       確かに、細い細い山道を登っていかねばならないのに、降りてくる車とすれ違
       いましたからね。
       その霊験は広く知られているのかも、しれません。
       
       こちらでは、生卵に願い事を書き、奉納すると一願が成就するという話なんで
       すが、何気なく覗くと、8つほど奉納されてましたもんね。
       
       私たちは特に必死な願い事もないので、ただ手を合わせただけですが、蛇で一
       願成就といえば、信貴山の空鉢さんを思い出します。
       こちらも山の頂でした。
       
       何か関係あるんでしょうかね???

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