renai

片山神社

katayama




  祭  神:倭比賣命 
       配祀:瀬織津比賣神 氣吹戸主神 速佐須良比賣神 坂上田村麿 天照大神
       速須佐之男命 市杵嶋姫命 大山津見神 
  説  明:亀山市観光協会のサイトから説明文を引用させていただきます。
      「古くは「鈴鹿明神」「鈴鹿権現」などともよばれ、延喜式内社として古代から信
       仰を集めてきた片山神社。周囲の緑濃い自然は荘厳な雰囲気を漂わせ、訪れる人
       々に神聖な土地であることを感じさせてくれます。この神社は東海道を旅する人
       々から、特別 な思いで敬われたらしく、いろいろな旅日記にも記載され、西国
       の諸大名からも多額の寄進を受けました。
       神社の境内には、鈴鹿流なぎなた術発祥地碑と孝子万吉顕彰碑なども建っていま
       す。」 
  住  所:三重県亀山市関町坂下636
  電話番号:
  ひとこと:この神社に参拝したのは、鈴鹿に棲んでいたとされる「鈴鹿御前」が祀られてい
       たのがこの神社であると聞いたからです。
       
       鈴鹿御前は謎の多い女性。
       鈴鹿山脈に巣食う鬼女だとも、盗賊の女頭領だとも、あるいは天女だとも言われ
       ています。
       
       社殿は放火により焼けたとかで、今は荒れていますが、鈴鹿峠に面した高所に鎮
       座しており、往古は格の高い神社であったことがしのばれます。
       
       その昔、鈴鹿山脈は鬼の棲む場所と考えられていたとか。
       大和朝廷の勢力が届かない場所であるここは、昔ながらの豪族が住んでいたこと
       でしょう。
       都の人の目からすれば、「得体のしれない輩の住む場所」。
       それゆえ、鬼の棲家と言われたのではないでしょうか。
       
      「鬼」は、なぜ恐れられたのか。
       それはもちろん、人より強かったからでしょう。
       
       それが野蛮さゆえの強さか、人格が優れているがゆえの強さか、今となってはわ
       かりません。
       
       私が鈴鹿の鬼女に惹かれるのは、ここよりずっと北、彦根にある「男鬼」の地名
       と対をなすのではないかという憶測ゆえでもあります。
       もう5〜6年前になるはずですが、妙にひっかかる経緯で男鬼の神社に参拝するこ
       とになったんです。
       
       それでずっとご縁を感じてたんですね。
       
       また、「鈴鹿」という音にも惹かれます。
      「すず」は「しず」に通じ、「しず」は「鎮め」にも「賤」にも通じます。
       男の原理を鎮め、その神秘を紐解く女性にふさわしい音に思えませんか?
       鈴鹿御前は、どのような女性だったのでしょう?
       
       この神社のご祭神は倭姫。
       彼女は天照大神を奉斎して、各地を巡ったとされます。
       
       各地を巡りながら、御杖をさしたと。
       杖を指すという行為には、なんの意味があるのでしょう?
       
       もっともわかりやすいのは、「徴をつける」という意味でしょうね。
       
       彼女はいったい、なんの徴をつけたのでしょう?
       
       今、鈴鹿が気になって仕方ありません。

home 神社のトップに戻ります back