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伊佐具神社

isagu




  祭  神:五十狭城入彦尊 
  説  明:五十狭城入彦尊(いさぎいりひこのみこと)は、景行天皇の第十
       皇子であり、兄の日本武尊(やまとたけるのみこと)と共に、諸
       国を平定されたとあります。
       兄宮に勝るとも劣らざる英知の大神であれば、庶民、その威光に
       景仰し、社殿を営み当地に奉祀されたのだそうです。
       また、この神社は、尼崎唯一の式内社なのだそうです。
  住  所:兵庫県尼崎市上坂部3丁目25−18
  電話番号:
  ひとこと:この神社のご由緒書には、景行天皇の第十皇子であると書かれて
       いますが、日本書紀によれば、景行天皇と八坂入媛との間での、
       第十子であると書かれています。

       初め、景行天皇は、八坂入媛の妹、美貌の人と評判であった弟媛
       を召そうとされたようです。
       そのくだりを紹介しましょう。

       景行4年2月11日、天皇は美濃へ行幸されます。その折に、側
       の者に、「この国に、八坂入彦の娘・弟媛という美女がおられる」
       という話しを聞きます。
       天皇は、后にしたいと、弟媛の家を訪問されるのですが、それを
       知った弟媛は、竹林に逃げ込まれてしまったんだそうです。

       天皇は、弟媛を引き出すために、謀られ、泳宮(くくりのみや)
       に滞在し、池に鯉を放たれ、朝夕ご覧になっていたそうです。

       鯉って珍しいんでしょうか?弟媛は、その鯉をこっそり見にやっ
       て来られるのです。

       天皇は、それを逃さず、弟媛を引き入れ、召されます。

       が、弟媛のおっしゃるには、
      「私は、夫婦のことが嫌いなんです」がび〜〜〜ん。

      「それに、私は美しくありません」お〜まいが〜〜!!

      「姉の八坂入媛は、美しく、性格も貞潔ですから、この姉を召して
       くださいまし」よっしゃ〜〜〜!!

       ということで、八坂入媛を后として召されるんです。

       美女の誉れが高い、弟媛が、自分で「私、美人ちゃいますねん」
       と言ったということになりますが、実際に召された天皇が、それ
       を聞き入れられたということは、事実だったんでしょうか・・・。
       それとも、「エッチ嫌いなの」にショックを受けて、容貌に目が
       行かなかったんでしょうか。

       男ですねぇ。よ、景行天皇!色好み!!!

       さすが、80人もの皇子をお持ちの天皇です。
       お世継ぎには、こと欠きませんな。

       しかし、まぁ、八坂入媛は、なんと景行天皇との間に、13人も
       子供を産んでらっしゃります。景行天皇のお気に入りだったので
       しょう。

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