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祭 神:久那止神 事代主神 弟彦王 神大市比賣命・大笹神 説 明:案内板を転載します。 「この場所には、社地域にある『式内社』のうち、久刀神社、長田神社、兎上神社、壱粟神社・大笹神社の五社が集 まっており、『大社』の佐波良神社・形部神社に次ぐことから、『二宮』と呼ばれています。 『式内社』とは、醍醐天皇の命令により、平安時代中期に編纂された『延喜式』という法令集に記載されている神社 のことです。現在の社地域には、この式内社が八社あることから、通称『式内八社』と呼ばれています。 壱粟神社と大笹神社がひとつの社殿に合祀されているため、社殿は四つとなっています。祭神はそれぞれ、久那止 神、事代主神、弟彦王、神大市比賣命・大笹神といわれています。 北側の山林は畑は、『オノカミ』という地名で、そこから祭祀用と思われる土器が出土したことがありました。そ のことから、本来、別々の場所にそれぞれの神が祀ってあったものを、現在地に集めたのではないかとも推測され ますが、定かではありません。 真庭市教育委員会」 住 所:岡山県真庭市社654 電話番号: ひとこと:もっともこの地に根差していると思われる祭神は、弟彦王ではないかと思われます。和気氏の始祖にあたる鐸石別 命のひ孫であり、和気清麻呂の遠い祖先です。 鐸石別は垂仁天皇と渟葉田瓊入媛の子。 弟彦王が岡山と関わりをもったのは、神功皇后の時代。 忍熊王を征伐した勲功で、この地を授かったとされます。 その祭神を祀る神社の名が兎……。 兎は海神の使いでもありますしねぇ。 気になります。 また、このあたりの式内社八社はひとところにギュギュッと集められているため、秋祭りのときに神々が集う場所 である「神集場」が設けられています。 なんでこんな山の中に、式内社が集められたのか、謎ですが、このあたりにたたら場があったそうなので、そのせ いかなとも。 謎です。