![]() |
祭 神:佐波良命 神阿多津姫命 説 明:境内案内板を転載します。 「佐波良神社・形部神社は、社地域にある『式内社』のうちの二社が、ひとつの社殿に祀られたものです。祭神はそ れぞれ、佐波良命、神阿多津姫命といわれています。 『式内社』とは、醍醐天皇の命令により、平安時代中期に編纂された『延喜式』という法令集に記載されている神社 のことです。現在の社地域には、この式内社が八社あることから、通称『式内八社』と呼ばれています。 この神社は、江戸時代までは『大社』、現在では通称『県社』と呼ばれています。明治時代になって、県内の神社 がそれぞれランク付けされた際に、この神社が、高位である『県社』に指定されたことによる呼称です。 本殿の裏側には、石積の祭祀遺構が残っています。周辺からは奈良時代の土器も出土しており、古くから信仰の場 であったことがわかります。 なお、神社前の田は、『大社ノマエ』と呼ばれており、参道・鳥居の両脇の田は、かつては牛を使わず鍬だけで耕 し、牛糞ではなく枯葉や草を肥料としていました。このように神域では、清浄さを保つことが徹底されていました。 真庭市教育委員会」 住 所:岡山県真庭市社1272 電話番号: ひとこと:六社が合祀された二宮といい、このあたりでは、昔から複数の神社を一つにまとめて祀られるような習慣でもあっ たのでしょうか? 明治時代の合祀令により数多くの神社がまとめられ(廃され)ましたが、それ以前から合祀が進められていたよう なのが興味深い。 あっちこっち周るよりも一つにまとめた方が、お参りするのが楽ですから……誰か偉い人が「まとめろ」とでも命 じたんでしょうか? 旧律令国には「総社」「惣社」と呼ばれる神社があり、国中に祀られる神様すべてが合祀されていたりしますから。 何かそういった事情でもあったのかもですね。