四條畷市立歴史民俗資料館

カテゴリー:郷土

知的興奮度 ★★★★☆
展示解説のわかりやすさ ★★★☆☆
学芸員さんに質問しやすさ ★★★★★
展示物のレア度 ★★★☆☆
★もっと努力してほしい ★★予習が必要 ★★★予習なしで楽しめる ★★★★人に勧めたくなる ★★★★★何度でもリピートしたくなる


仔馬の埴輪

仔馬の埴輪 後ろ姿
性器がわかりますか?

仔馬の埴輪 横姿

高野槙の木棺
写真をクリックすると拡大します。



テーマ

四条畷の歴史・文化


知的興奮ポイント

・河内湖と生駒山地に挟まれた天然の要塞ならではの文化


ここでしか見られないもの

・仔馬の埴輪


博物館の説明

四条畷の古代がわかる資料館
日本唯一の、仔馬の埴輪が出土している。


利用情報

定休日:月曜日
入館料:公式サイトを参照
住 所:〒575-0024 大阪府四條畷市塚脇町3-7
URL:https://www.shijonawate-rekishi.jp/


管理人の感想

訪問者があまり多くない時間帯なら、学芸員さんが付きっ切りで説明してくださるので、知識を深め放題です。

四條畷は河内湖と生駒山地に挟まれた天然の要塞で、馬を放牧しやすい環境だったとのことで、だから馬の骨も出土しているのですが、この資料館で特筆すべきは、日本唯一の仔馬の埴輪が展示されていること。
実際の馬の年齢は歯がどれほど擦り減っているかで見るそうで、犬歯があれば雄、なければ雌とわかります。
でも、埴輪の馬は歯がなく、成馬なのか、仔馬なのか、どうやって判別するのでしょう?

実は、この子が出土したとき、犬だと考えられたそうです。
でも、この埴輪には性器がついていますが、これまで出土した数ある犬の埴輪を丹念に調査した結果、「性器のついた犬の埴輪」は、一つたりとも見つかっていません

私は常々、「考古学って、アームチェアー・ディテクティブだよな」と思っています。
出土した状況から、当時の生活や、土器などの製作者の意図を推理するところが、よく似ているんです。
つまり、「性器がついている」という状況から、製作者はこれを犬として作ったわけじゃない可能性が高いと推理できます。
そしてこの埴輪には蹄があり、犬に蹄があるのはおかしい。

その結果、「この埴輪は仔馬だろう」と結論されているわけです。
面白いですよね?

また、もう一つの見どころは、高野槙の木棺です。
土壌に含まれる花粉の調査から、弥生時代の四條畷には、高野槙が少なくなかったことがわかっています。
また、厚さ10センチ以上の非常に重い棺であり、死体を入れて棺を墓地に運んだのではなく、死体を担架に載せて棺に運んだのであろうと推理されているのだとか。

小さい資料館ですが、古の四条畷に思いを馳せるなら、ぜひ訪れてみてください。
3Dプリンターで作られた仔馬の埴輪なら、触れて見学もさせてもらえますよ。

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