琉球浅葱斑(りゅうきゅうあさぎまだら)
伝 説:マダラチョウ亜科は、タテハチョウ科に含まれるようなんですが、以前
は独立した科だったとか。
この科のチョウチョは主に南西諸島に生息するといいますから、暖かい
土地がお好みなんでしょう。
蛇 足:チョウチョなどの虫は、幼虫時代に食べる植物は、あらかじめ決まって
いるのが普通です。
たとえば、アゲハチョウの幼虫は柑橘類の葉や、山椒の葉を食べます。
アオスジアゲハは、楠だとか。
楠には防虫作用があるはずですから、これを食べるというのはなかなか
骨があると言えるかもしれません(笑)
実は、植物の葉っぱには大概なんらかの毒があるそうで。
幼虫は、その毒を解毒する酵素だかなんだかをもっているそうです。
でも、すべての植物の毒を無効にできる酵素なんかないので……。
「解毒できる葉っぱだけを食べる」
ということなのだそうです。
さて、では、リュウキュウアサギマダラが何を食べるか。
ガガイモ科の植物だそうです。
ガガイモといえば、小さな神様、スクナヒコナが船にして乗ってきた、
天之蘿摩船を思い出しますが……。
いわゆる「ギムネマ」なんかも、このガガイモ科にあたるそうです。
なんにせよ、綺麗なチョウチョですよね!
参考文献等:
情報提供者: