針槐(はりえんじゅ)
花 言 葉:
伝 説:ニセアカシアという名前の方がよく知られていると思います。
アカシアは、日本では「ミモザ」という名前の方がよく知られて
いるんじゃないでしょうか。
黄色い、ふわふわした花を咲かせる、春の樹です。
正直、全然似てない。
偽とは失礼な。
形も香りも藤の花にそっくりで、集まる虫も似ています。
だからまだ、「ニセフジ」なら納得いくんだけども。
なんでや。
蛇 足:この花がきっかけでした。
何がって、「草と木の違いはどこから生まれるのか」と疑問に思
ったきっかけです。
だって、豆にそっくりでしょう?
マメ科ハリエンジュ属ですから、当然といえば当然です。
でも、マメと言えば、草という印象がありません?
木にもマメ類があるんだ……とちょっとびっくりしました。
調べてみたら、草と木の違いは非常にややこしいみたいですね。
そもそも、生態学的見地と、形態学的見地では分類の仕方が違う
みたい。
つまり、生態学的にみれば、一年で枯れてしまうものは草、数十
年成長し続けるものが木ということになるんだとか。
でも……、そう、多年草ってのがあるじゃないですか。あれは木
なの?草なの?ってことになるでしょ?
でもあれは根っこに生命が宿ってるんですよね〜……。アスパラ
なんか、地上部分は切っても切っても春になれば芽が出ますもん。
つまり、「地上部は一年でなくなっても差し支えないのが草」と
いう表現が正しいのかもしれません。
また、形態学的にみれば、茎が横に成長するものが木、成長しな
いものが草ってことになるそうです。
つまり、年輪があるものは木ですね。
ここまではまぁ、わかりました。わかったことにしときましょう。
でも、草が木に進化したのか、木が草に進化したのかはどっちだ
と思います?
……未だ解明されてないそうです。
ふぃ〜。
植物も奥が深いでしょ?
それを教えてくれたのが、この花なのでした。
参考文献等:
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